イージー・ライダーのあらすじ
メキシコからロサンゼルスへの薬物の密輸を行って大金を得たワイアットとビリーの2人はバイクの中に金を隠して謝肉祭へと出かけるところから物語はスタートしていきます。
その中で二人はいろいろな体験をしていきます。
例えば農夫の家でランチを食べたり、ヒッチハイクをしているヒッピーをコニューンに届けたりしながら目的地を目指していきますが途中で立ち寄ったパレードで無許可で参加したことにより留置所に入ることになります。
留置所から出てからも、旅を続ける2人ですがその中で自由を体現するふるまいをしている彼らはさまざまな人の拒絶を受けます。
そういった背景が当時のアメリカを感じさせる物語となっています。
作中に出演するバイク
イージー・ライダーの作中の中では、映画のタイトルから想像できる通りバイクが登場。作中の中では複数のハーレーダビットソンが登場しています。
イージー・ライダー自体が古い作品なので、今のバイクとは異なる雰囲気のバイクの魅力を感じるバイク好きも多いことでしょう。
実際作中の中では四台のバイクが登場していたとも言われています。
昔のハーレーのバイクといえば、非常にレア感を感じる代物です。
映画の内容はもちろんですが、バイク好きな人にとってはそのバイクのカッコよさも楽しみながら見てほしい作品になっています。
問題提起の作品
イージー・ライダーは単なるバイクで旅をする男性2人を描く作品ではありません。
作品の中で主人公たちは様々な拒絶をされてストーリーが進んでいきます。
この作品では当時のアメリカの抱える問題提起を行った作品です。
当時のアメリカでは白人至上主義や権威主義などが今のアメリカよりも際立っていました。
イージー・ライダーの中ではその問題に対するナンセンスさや残酷さなどをコンセプトにしています。
現代の社会では昔に比べると多様性が認められる世界にはなってきているものの、全ての問題が解決したわけではありません。
そのため現代でもそういった人々の多様性を大切にするという観点からも見てほしい作品です。
作中で登場したバイクのその後
所説ありますが、イージー・ライダーの撮影をする際には4台のバイクが用意されていたと言われています。
しかし4台のうちの3台は撮影が終わったあとで盗まれてしまったそうです。
そして残った1台というのが映画のラストで破壊される演出によって壊されたもので、その壊されたバイクはバイク愛好家のダン・ハガディ氏が修復して残されていますが、そのバイクであると主張されているものが2台存在しています。
そのバイクというのがキャプテン・アメリカと呼ばれるもので、どちらが本物かは明確にはっきりとはしていません。
しかし、本物のキャプテン・アメリカは今も確かに存在しているようです。