マッドマックスのあらすじ
「マッドマックス」とは1979年に公開されたオーストラリアを舞台とした映画で、ジョージ・ミラーが監督を務め、メル・ギブソンが主演を務めた作品です。
いわゆる世紀末の世界を舞台にしていて、人々が暴力と社会の崩壊に直面する世界を描いているとてもワイルドな映画となっています。
ストーリーは、近未来のオーストラリアの架空の町で繰り広げられます。
警察官のメル・ギブソンが演じるマックス・ロックタンスキーが、暴走族によるたくさんの凶悪犯罪が起こる状況をなんとかしようと奮闘します。
そのうち、特殊警察の車両である「インターセプター」を盗んだ「ナイトライダー」を追いかけます。
ナイトライダーは事故死してしまうのですが、それを知った仲間たちはマックスの家族を殺害し、復讐を果たすためにマックスを追いかけ始めます。
マックスはバイクに乗り、バイクギャングとのカーチェイスを繰り広げます。
最終的にマックスは犯罪者たちを倒し復讐を果たしますが、彼の正義感は疑問視され、彼は狂気に追い込まれていきます。
マッドマックスに登場するバイク
マッドマックスの舞台はオーストラリアの砂漠で、しかも世紀末という設定なので、それに合わせてバイクなどの車両もかなり大胆にカスタマイズされて登場します。
たとえば、カワサキのZ1000をベースにしたジム・グースが操るバイクなどが有名です。
全体とした登場するバイクは原型が分かりづらいくらいシンプルな形にするカスタムメイドがされていて、フェンダーなどのパーツが削除され、よりスリムで攻撃的な外観になっています。
また、パワーユニットをアグレッシブにするパーツが取り付けられ、より高速で走行できるようになっています。
他にもたくさんのバイクが登場し、ヤマハのYZ450やXT660、ホンダGR1200などがあります。
ただし、原型が分かりにくくなっているので、あくまでもフレームやエンジンの形状などから推測するしかありません。
いずれにしても全体としてカスタムのアイディアはかなり大胆で、ガソリンタンクの代わりにガスボンベを積んだり、バイクシートではなく自転車のサドルを着けていたりします。
一見すると意味のないパーツがあって、まさに「マッドマックス」らしい狂気のカスタムがなされているのも魅力です。
今でも人気の高いマッドマックスカスタムのバイク
こうした突拍子もないカスタムをしたマッドマックスのバイクは、今でも高い人気を誇っていて、レプリカとも言えるほどの忠実に再現したカスタムバイクも見られます。
そこまで行かなくても、ワイルドでパーツをそぎ落としたシンプルなカスタムは実用性もあるため、好んで行う人もいます。