『ハーレーダビッドソン&マルボロマン』について
『ハーレーダビッドソン&マルボロマン』は1991年にアメリカで製作されたアクション映画になります。
ハーレーダビッドソンが大きく変わったとされるのが1984年の新しい内燃機を搭載したエボリューション・エンジンの登場からでしょう。
アルミを採用したシリンダーによってメカトラブルが減少してよりハーレーダビッドソンの躍進に貢献した偉業だったのです。
そして、このハーレーダビッドソンの躍進に大きな影響を与えたのが今回紹介する映画『ハーレーダビッドソン&マルボロマン』であり、この映画の主演であるミッキー・ロークが乗っていたカスタムバイクがとてもかっこよかったのでそこからハーレーダビッドソンが好きという人も増えたのです。
今現在50代のバイク好きの方々でこの映画を見たという方は少なからず影響を受けていることでしょう。
あらすじ
1991年に作成された映画ですが舞台は1996年のアメリカ独立記念日です。
この独立記念日に故郷であるロサンゼルスに久しぶりに帰った主人公のハーレー・ダビッドソン(主人公の人名)が親友であり旧友のドン・ジョンソンが演じるマルボロマンと再開したところから始まります。
再開してバーに赴いたが、親代わりになっているこのバーが実は空港建設に伴う立ち退き要求をされており店の継続にはなんとか借地料を用意しなければならないほど追いこまれていました。
しかし、そんな大金を用意することが出来なかったためついに2人は現金輸送車を襲撃して成功してしまいます。
ところが、その輸送者が運んでいたのはお金ではなくドラッグで、2人は麻薬密売組織に狙われる事になってしまうのです。
作中に登場するバイクについて
作中に登場するバイクといえばやはり主人公が乗っていたハーレーのカスタムバイクでしょう。
このカスタムバイクはカリフォルニアにあるハーレー・ディーラーである『バーテルズ』が製作したバイクと言われています。
名前の通りハーレーダビッドソンにまたがっていたのですが、このカスタム仕様が気になった人は大勢おり、映画はあまり面白くないという人でもインパクトある作品となったのです。
まとめ
映画に関しての評判は可もなく不可もなくという意見が多く、実際に興行収益を見てみると1969年に公開され6000万ドルを稼いだ『イージー・ライダー』の9分の1程度です。
しかし、バーテルズ製のハーレーダビッドソンに関しては話が別でカスタムによってあそこまで姿も音も何もかもが変わることを教えてくれた作品となっています。
シート高さ・カムシャフト・ネック角・タンク・フットコントロールなど多くの部分がカスタマイズされており、バイクの奥深さをより知ることが出来る作品でもあるのでしょう。