『ウェイクアップ!ネッド』について
『ウェイクアップ!ネッド』は1998年にカーク・ジョーンズ氏が脚本と監督を務めた作品です。
舞台はアイルランドですが配給はアメリカ合衆国の映画会社である20世紀スタジオなので、アメリカ映画の1つとなります。
ちなみに、この20世紀スタジオ実は2019年にディズニーによる買収が行われており、映画好きの間では話題になりました。
『ウェイクアップ!ネッド』の話に戻るとこちらは人によっては痛快となるブラック名コメディであり、面白さを感じる人にとっては感じられる映画に仕上がっています。
ただし、ブラックコメディは人によって好き嫌いがかなり分かれるところでもありますので、見るときはある程度の覚悟が必要になってしまうでしょう。
簡単なあらすじ
アイルランドの小さな村に住んでいる老人ネッドが12億円を当てたことが発端でその村が大いに沸くというお話です。
主人公はあてた人ではなく村の誰かが当てたということに気がついて何が何でもおこぼれをもらおうと探し回り、あてた人を見つけたけど実は当たった人が喜びすぎて心臓発作で亡くなっていたというなかなかにぶっ飛んだ設定です。
その結果始まったのが村ぐるみで山分けするためにネコババするというなんどもブラック過ぎる展開になっていきます。
この映画におけるポイントは当たった人のお話ではなく、当たった人達の周りの人達のお話ということであり、その人たちを中心としたドタバタコメディにどれだけ惹かれるのかがポイントと言えるでしょう。
ちなみに、この作品の原題は『Waking Ned』であり、ネッドの葬式という意味と目覚めという意味があります。
作中に登場するバイクについて
色々とドタバタ動き回るのが老人の2人組なのですが、はっきり言ってバイク主体の映画ではなくブラックコメディを楽しむ映画です。
場面によっては素っ裸のオジイさんがバイクであちこちに右往左往する様があり、なかなかにインパクトがあります。
一応主人公のジャッキーが乗っているバイクをよく見てみるとタンクに『MZ』と入っているので、おそらくはドイツのバイクメーカーDKWモーターサイクルの物でしょう。
二人のドタバタ劇を楽しめる方向け
ブラックコメディになりますが、楽しめる人はかなり楽しめます。
様々な映画のレビューサイトを見てみると5点満点をつけている人もいれば、1点や2点をつけている人もいたのでかなり両極な結果になっている作品であることがわかってくるのです。
バイクに乗ったシーンは正直かかなりインパクトがあって面白いのですが、バイク好きにとってはあのシーンがどう映っているのかでも作品に対する印象が大きく変わってくるでしょう。