RRRのあらすじ
「RRR」とは、インドの映画監督SS・ラージャマウリが手がけた、2022年に公開され世界中で大ヒットした映画です。
この映画は20世紀初頭の植民地時代のインドを舞台に、実在した2人の英雄的な人物、アッラウディン・クリシュナ・メイソラとコマラム・ビーマ・ナイドゥによる、自由と正義のための戦いを描いています。
インドは長年イギリスの植民地支配下にあって、自由と独立を求める人々が抵抗運動を展開するようになります。
その中でも、アッラウディン・クリシュナ・メイソラとコマラム・ビーマ・ナイドゥは、自由のために戦う2人の英雄的な人物として注目を集めます。
アッラウディン・クリシュナ・メイソラはアンダル王国のラージャという王様の息子で、コマラム・ビーマ・ナイドゥはコマラム族の首領の息子です。
2人はお互いをライバル視していますが、同時に互いに尊敬し、信頼している関係でもあります。
そんな状況の中で、物語はアッラウディンがコマラムの元を訪れ、2人が手を組んでイギリス支配に立ち向かうことを決意するところから始まります。
彼らはイギリス支配に反抗するために、自分たちの部族や地域の人々を結集し大規模な反乱を起こします。
しかし、イギリス軍の強大な力に対抗するには2人だけでは不十分でした。
そこで、物語の中にもう1人の英雄コマラム・リーラが登場します。
リーラは敵の偵察員として潜入したり情報を収集したりするなど、様々な任務に従事します。
こうしてイギリス支配に対する反乱がますますエスカレートする中で、アッラウディンとコマラムの友情とリーラの勇気が注目されて物語が進んでいきます。
2人は自由と正義のために戦い、多くの犠牲を払いながらも、最終的には勝利を収めます。
RRRのみどころ
この映画は圧倒的な美しさと演技力、そしてインド映画らしいダンスがみどころです。
テンポよく進んでいく物語の中で、激しくも美しいダンスは観ている人たちの心を動かします。
そして、自分でもダンスをしたくなるような躍動感があります。
また、ストーリーの深さにも驚かされます。
英雄たちの戦いは、単なる独立戦争ではなく、人間の尊厳と平等のための闘いでもあることに気付かされるのです。
インド映画に注目したい
少なくても日本では、あまりインド映画というのは注目されてきませんでした。
しかし実際にRRRを観てみると、日本映画にもハリウッド映画にもない魅力があることが分かります。
情熱や独特の物語の展開、俳優たちの演技力などです。
そして、何よりもダンス力が非常に高いミュージカルというのがとても魅力的な点です。
インド映画でないとできない要素がたっぷりと詰まっていますので、これからさらにインド映画が日本でも注目されていくかなと感じさせられます。